私だけでしょうか,「もうやめたらいい」と思っています.
私自身,「オリンピック」という制度を疑うことなく,それが正しいものとして教えられて育ってきましたし,テレビ中継を見て一喜一憂したこともありますが,今一度立ち止まって,そのような議論をすべきではないでしょうか?
そんな時期にきているように思いませんか?
各国のメダルの数が集計されたものを新聞の紙面で見ましたが,経済力の大きさとほぼ比例する結果となっていました.
そのため,種目での勝ち負けを競うのではなく,そのために,どれだけの経済的な投資をできたか,間接的には,経済力の差を見せつけるためにオリンピックが行なわれているのではないかとすら錯覚してしまいます.
東京オリンピックで談合があり,オリンピックが金儲けの道具とされているということ以上に,もっと根深い何かがこの制度を支えているように思えてなりません.
そのため,メダルと一緒に満面の笑みを見せるアスリートの顔を見ると,昔のように手放しでそれを祝福する気持ちにはなれず,かなり複雑な感情を抱いてしまいます.