明日は投票日ですね.
期日前投票を済ませた方もいると思いますが,各党の掲げる公約のどのあたりを評価して投票先を決めているんでしょうか?
SNSのおすすめ動画で誘導されている方もいるかもしれませんが,私個人としては,どの政党についても,その公約全てを否定するつもりはありませんし,反対に,その全てに賛成するつもりもありません.もちろん,「アンチ」ないし「シンパ」という感覚で,特定の政党を応援するものでもありません.
ただ,とある政党の公約を見て思ったことを少しだけ.
前回,「〇〇人」ファーストについて少し述べましたが,とある政党は,日本で就労する外国人について,語学能力を求めるものとしています.
確かに,それは良いとしても,それと並んで
「日本の文化的背景の理解と遵守」の厳格化
ということを掲げています.
そうすると,日本の文化やその背景について馴染めない日本人は,どういう扱いになるんでしょうか?
20年以上前,私が公務員だった頃,公務員労働組合へのバッシングがひどく,選挙の際には標的とされ,あたかも,それらが世の中の諸悪の根源のような言われ方をされていたような記憶があります.
社会的な不遇を感じている国民に向け,「公務員労組はかくも優遇されている」という主張がされていたように記憶しています.
つまり,外国人に限らず,特定の方々(ここでは,公務員労組)を敵として仮想し,そして,絶対に自分たちが論戦で勝てるフィールド内で論陣を張り,有権者にアピールするということが,昔も今も行われているということです.
事実関係が正確かどうかは自信が持てませんが,公務員労組へのバッシングを背景に行われた選挙の結果,社会保険庁の解体や,郵政民営化が次々に行われたという印象を有しています.
そして,当時と比較すると,公務員の労組は確実に勢力が縮小しているはずです.
そうすると,次の選挙では「誰」を標的にして選挙を戦うか,ということを考えるのは自然的な発想ですよね.
今回の選挙では,外国人対策が一つの論点とされていて,事実と異なること(フェイクニュース)すら平然と主張されているようです.
もし,この主張や公約が,何らかの形で結実してしまい,排外主義的な政策がとられた結果,多くの外国人が日本から排除された結果,次に誰が仮想敵として標的とされてしまうのかと考えると他人事ではないなと考えざるを得ません.
法律を守ったとしても,異性愛者,夫婦別姓推進者,家族ではなく個人の尊重を基礎とする思想を有する者,天皇制に反対の者その他の「日本の文化的背景を遵守しない者」は,社会保障を受けることを否定されるなどして,この国から排除されてしまうのでしょうか.