「セコイ」と思いませんか?

 皇室典範の改正が議論されていますが,緊急事態条項や議員の任期延長など憲法改正が必要というレベルで議論されている他のことと比較すると,矛盾するというか,「セコイ」と思いますが,いかがでしょうか?

 何を持って「セコイ」と考えたかというと,皇族の確保とかいうのであれば,憲法改正をしなければならないのではないかということです.

 まず,天皇が世襲であることは,憲法2条が規定していて,皇室典範の定めに従い継承することとされています.
 現在,養子案を含めて改正案が「了」とされているようですが,いやいや,「世襲」と憲法が決めている以上,憲法を改正するかどうかを議論して,国民投票をしなきゃいけないのではないかと思いませんか?

 そもそも「世襲」とは,血縁関係を前提にその財産や身分を継承することです.
 血縁関係のない旧宮家の方を養子に迎え,その方に子どもが生まれたとしても,その養子とその子との血縁関係はあっても,養親たる皇族との間で血縁関係が生じることにはならないわけです.
 もちろん,民法という一般市民に適用される法律上の扱いでは,直系の親族として扱われますが,やはり,実子ではなく養子です.

 そうすると,皇位の継承が「世襲」に限られる点は,憲法を改正しなければならないはずです.

 しかし,今現在議論されているのは,憲法改正ではなく,皇室典範の改正です.
 憲法を見れば,天皇や皇室に関連する条文は,第1項から第8条まで存在し,天皇の国事行為なども定めています.
 テレビ等で見る限り,天皇や皇族って暇ではなさそうですよね.
 そうすると,憲法において,継承の問題に関連して「世襲」に限ることを改正することもさることながら,形式的な国事行為なんかやめてしまって,外国の大使や公使の接受などに時間を使ったほうが良いように思いますけどどうでしょうか.

 それに対して,緊急事態条項だとか議員の任期延長だとか,国会議員や政府与党の方々は,自分たちの権限を強化してその地位の安定をはかることばかり,憲法改正の議論として行なっています.
 それ以外の憲法9条や自衛隊についても,安保法制で集団的自衛権の行使が,実質的に内閣の判断(ただし,「存立危機事態」というハードルはあります.)で行えるようにしているにも関わらず,さらには,武器も輸出し核の持ち込みも容認しようという政治家たちは,憲法9条の改正を行わなくてもそのようなことを実施できるようにしようとしているのに,憲法9条の改正を強く主張しています.

 そもそも,国会議員である以上,憲法を改正することなく,法律で対処できるように知恵を絞って可能な限り立法をしたけれども,やはり憲法改正が必要だというのであるならば,国民に問えばいいです.
 「9条があるから,ペルシャ湾に自衛隊を派遣できず,その開放が遅れたんです」というのであれば,そうしたらいいです.
 しかし,そうではなく,法律の改正で対応できるのであれば,憲法改正を主張する前に,国会議員の本業たる立法行為として,そうすれば良いだけのはずですし,そうすべきはずです.

 にもかかわらす,憲法を改正することなく,皇室典範という法律の改正の議論で,天皇の皇位継承をなんとかしようとするところは,国会議員としてセコくないですか?

 「憲法を改正しなくとも立法でできることは可能な限り行います」

 そういう考えなのかどうか知りませんが,この問題に関して,憲法改正を前提とした議論がなされているという報道に接したことはありません.
 おそらく,国会議員たちは,皇室典範さえ改正してしまえば,憲法が規定する「世襲」についても,皇室典範でその意味を定めることができ,憲法に抵触しないと考えているのだと思いますが,理系出身の私からすれば,「世襲」の意義をそのように変更するのは,「今回に限り,数字の『2』は奇数として考えます」ということを言うに等しく,基本的に無理な話でしかありません.

 そのため,本来的に,憲法改正の発議等をすることのできる国会議員が,真剣に天皇及び皇室ことを考えるのであれば,憲法を改正すべきであると議論すべきなのに,そのようなことをせずに,皇室典範の改正ですまそうとし,しかもこの先においては,憲法との矛盾・抵触を「解釈」でなんとかしようとする姿が強く予想されてしまうため,私からすれば,「セコイ」としか思われません.
 

それでいいのか維新の会?

 国旗損壊罪が国会で審議されていますが,ふと思ったことがあります.

 地方自治体の旗についても,条例で損壊罪を創設しないのだろうか?
 特に大阪府と大阪市.

 しかし,そう考えた時,私の場合,(大阪維新の会ではなく「日本」維新の会ではありますが)日本維新の会がそれをやってしまうのは,自ら(大阪)のユニークさを放棄することになると思いますし,むしろ,真っ先に同罪の創設に反対すべきだと思いますが,皆さんはいかがでしょうか?

 まず,国が立法したのちに,同様な条例を地方自治体が定めることはよくあります.例えば,行政文書の開示については,国の文書について法律が規定され,その後,地方自治体の文書について条例で開示方法等を定めています.

 そうすると,地方自治体の旗の損壊罪については,これを創設するとすれば,理屈の上では,法律ではなく,条例で制定するというのが自然かもしれませんし,そうなると,法律が先行するのもそうだろうと思われます.

 しかし,日本維新の会は.連立与党としてこの法案の成立を推進し,しかも,先の衆議院議員選挙では,あろうことか,府知事選挙と市長選挙を同日にやってのけたという関係にありますよね.

 そすると,吉村さんは,大阪府と大阪市において,同時並行的に地方自治体の旗の損壊罪を条例で定めようとしないのは,やや不自然に思えます.
 どうしてそうしないんでしょうか?
 国政には出ましたが,基本は大阪の地域政党ですよね?
 それとも,国(の旗)と地方(の旗)の優劣を認め,遠慮しているのでしょうか?
 あるいは,法律ができた後に,それを理由として条例を制定したほうが楽だと考えているのでしょうか?

 私自身,大阪に1年間住んだ時に感じた大阪の良さというのは,東京には勝てないことを理解した上で,「それでも僕らは独自の路線で進化するんだ」という気概を感じられる街だったということにあると思っています.
 例えば,美容室での髪の盛り方とかです.ちょっと盛り過ぎぐらいが普通という感覚だったような気がしますし,そのほかにも,日本一長い「天神橋筋商店街」や,本拠地は甲子園(兵庫県)なのに阪神タイガースの熱烈なファンだったり.
 商業ビルの屋上に観覧車があったり,そのビルの中にはクジラがいたり,谷町4丁目を「谷よん」と略したり,交通系ICカードの呼称が「ICOCA(行こか)」なのは,この街ならではだと思います.

 そのため,大阪は,国=東京に追随して自治体の旗の損壊罪を大阪で創る必要はなく,むしろ,府民や市民が,自治体の旗を踏みつける(ネタにする)動画をSNSに投稿しながら,それでも,それにより多くの笑いを取れれば,そのほうが価値があると考えられる文化が根付いている街だと思っています.

 だからこそ,大阪府・大阪市に対しては,間違っても「そのような条例を作らないでくれ」は当然のこととして,さらに進んで,そのような地域を基盤とする政党だからこそ,国旗損壊罪のような「ネタづくりに困る」(表現の自由を奪う)ことはやめようと第一に反対して欲しいと思うところです.

  そして,国旗損壊罪に反対するとともに,
 「首都を東京から大阪に!」
ぐらいの立ち位置で国政でもやってくれないと,大阪を基盤とする政党としての魅力は感じられません.

 しかし,現実として,大阪を「副首都」にしたいといっている維新の会に,そんなことを期待するのは難しいでしょうね.
 あの時の大阪で過ごした1年間の思い出が霞んでしまいます.

抜歯について猫は意見が言えない

 皇室典範の改正が議論され,皇族の確保から皇位継承をどうするかまで話が及んでいます.このことを,うちの猫のことと比較するのは「罰当たり」と言う人もいると思いますが,以下のとおりです.
 なお,「罰当たり」の意味は,「人」と「猫」を比較することを指してのことで,特に,皇族や皇室というものに「人」を超える意味を与える意図はありません.

 うちの飼い猫(保護猫)のうち,最も古株の雄猫が歯肉炎になり,歯を全部抜くかどうかという選択を迫られています.お世話になっている先生は,全て抜くのではなく,悪いところだけ抜くということも考えていいかもしれないということをおっしゃいました.

 私も知りませんでしたが,猫が歯肉炎になると,基本的には,全て抜歯してしまうそうです.理由は,次々に歯が悪くなる可能性があるからです.
 一本でも抜歯するには,全身麻酔を必要とし(猫が人間みたいにおとなしく口開けて我慢するはずないですよね),そうするのであれば,全部抜いてしまおうということのようです.
 その方が,歯が悪くなるために何度も全身麻酔をする必要もなく,猫の負担も軽くなるからということが理由のようです.

 しかし,人間であれば,歯を残すという発想で治療するのが通常ですよね.
 そうすると,猫については,麻酔の負担が理由というよりも,何度も病院に連れて行くなど,飼い主の負担を減らすことが目的であり,結局は,人間の都合が優先されるというのが実質的な理由と思われます.
 猫だって,歯があって困ることはないはずです.

 そのため,お世話になっている先生の発言は,獣医の基本路線からはズレてしまうことですが,その先生が言うには

「動物は言葉が喋れないから,飼い主さんが代わりに言ってもらわないと.」
「キバを抜かずに尊厳を守ると言うことでもいいと思います.」

と言うことでした.

 そこで考えたんですよね,自分が猫だったらどう思うか.

 皇族については,悪い歯を抜くかどうかということが問題ではありませんが,昨今の議論を聞いていると,皇族の方々は,基本的に蚊帳の外です.
 皇族の方々も人間で,考えがあり,意思もあり,それを表現するだけの言葉及び手段があり,何より,ご自身の人生があります.
  国会議員が「立法府の総意」という言葉で結論を出し,これから改正されるであろうその内容が,皇族の方々のことをどれだけ代弁していると言えるのか,私としては疑問に思わざるを得ません.

 例えば,皇位継承は「男系男子」だけといわれれば,皇族の女性はその身分が低く見られているという現実を身をもって感じなければならないはずです.
 これについては,意外に,皇族の女性方が,「ラッキー」と思っているぐらいであればちょうど良いかもしれませんし,反対に,皇族の男性からすれば「なんでいつも男だけが」という感覚を有するかもしれません.

 また,旧宮家の男子を「養子」にもらい,その養子の子が男子であれば皇位継承するとの発言もありましたが,その場合,養子夫婦は子どもを産むための「機関」とされるわけですよね.
 しかも,それが男子でなければならないという圧力を受けて生身の人間がその役目を務めなければならないという,私からすれば,「過酷」「残酷」以外の言葉は思いつきません.
 自分の子が男の子であるかどうかという極めて私的な事情について,全国民から注目され,男の子が生まれなければ「役立たず」との烙印を押されるような身分(養子)となることを好んで行う人がいるんでしょうか.
 さらに,生まれてきた子はどう思うんでしょうか.生まれながらに宿命を背負わされるということは,1人の生身の人間にとって,あまりにも過酷すぎませんか.

 皇族の方々からすれば,立法府の総意,その背景にある国民の総意は,自分たちの都合を押し付けるものとしか思われないのではないでしょうか.

 私個人の意見を申し上げれば,皇族の人数が減るという事実を踏まえ,皇室による天皇の皇位継承は放棄してしまうのが良いというものです.
 人口だって減っています.それに比例して,皇族が減ることも自然だと理解し,受け入れる必要があるはずです.
 そして,私以外の方からは到底受け入れられない考えだとは思いますが,生まれながら,国民の奴隷とも言える立場から逃れることのできない「皇族」という存在は,改められるべきだと思っています.
 最近は,天皇の果たした役割などを考えれば,天皇制を直ちに「廃止」すべきとまでは思いませんが,とある血縁関係者だけでこれを担うのではなく,志のある方を民間から登用するということでも良いと思っています.むしろ,そのような意志のある方に担ってもらうというのが理に適ってないでしょうか.

 猫の話に戻りますが,結論として,うちの猫については,全て抜歯することなく,悪いところだけ抜いてもらい,牙は残したいという方向で考えています.

 確かに,うちにいる以上,歯を全部抜いたとしても,キャットフードを飲み込むように食べれば良いだけ(今でもそうです)なので,食べ方は下手になっても,歯がなくても,それほど不自由な生活にはならないと思われます.

 しかし,全部の歯を抜くとなると,猫が大きな欠伸をしたときに見える立派な上下の牙も抜くことになってしまうことになります.そのことを猫としてどう思うか.

 もし自分が猫だとすれば,やっぱり,人間の都合だけで猫の尊厳を奪われるのは,やはり嫌ですし,自分がそうだったとすれば死ぬほど辛いと思うんですよね.
 乳がんで乳房を切除した方の喪失感が大きいということを聞いたことがありますが,動物であったとしても,それと同じではないかと思います.
 今後,別の歯が悪くなれば,その都度抜歯のために手術をしなければならないかもしれませんが,少しでもこの子(猫)が,「猫」であり続けるためにできることをしてあげようと思う次第です.

 最後に,猫と比較することではありませんが,皇族・皇室についても,人権が及ばないという一言で片付けずに,彼らの尊厳や幸せを考えて検討されることを願いたいと思います.

詐欺師になれるほど賢くない?

 今日,土曜日ながら事務所で仕事をしていると,一本の電話がかかってきました.
 何の電話かというと,間違いなく「特殊詐欺」です.

 ディスプレイに表示される番号(8643099507)は,市外局番から見たことない番号で,怪しいなと思いながらも,「世論調査かも?」と思いつつ受話器を手に取ると

 「〇〇ファイナンスリースです」

とのコンピューターの自動音声が最初に流れ,その後,クレジットカードの未払金に関する重要なお知らせががあるとかないとかアナウンスが流れた後に,最後に,

 「オペレーターにお繋ぎするのをご希望の方は『8』を押してください」

とアナウンスが流れました.

 その時点で,「8」しかないことに怪しいと思いながら,依頼を受けている事件,主に自己破産で,そのリース会社に関係がある方がいるかと記憶を掘り起こすけれど,思いあたらず,結局,「このリース会社は関係ない」との結論に至りました.

 そのため,「詐欺確定だ」と思い,そのまま電話を切ろうと思いましたが,せっかくの機会だからと,仕事を中断して,電話機の「8」をプッシュしました.

 そうしたところ,受話器の向こうから「オペレーターでの対応をご希望の方ですね,担当の〇〇と申します」という人間の男性らしき生の声による対応が始まり,そしてご本人確認のためということで,

 「お名前と生年月日をお願いします」

と告げられました.

 これを聞いた私は,「やっぱり詐欺だ」と思いながら,次のようなことを言いました.

「はっ?電話番号わかってかけてきているんですよね.
 しかもリース契約の相手とわかって電話しているんですよね?
 そっちの把握している名前を告げて確認してくださいよ.
 なんでこっちから名乗る必要があるの」

です.捲し立てるようにそう告げたところ,オペレーターは

「電話先が誤っていた場合に個人情報が,」

などと言いながら,

「お客様からお名前を言っていただく必要があります」

などとと言う(名前を知らないから言えないか,マニュアルがある)ため,私から,

「名前言えばいいやん.そちらで把握している私の名前を言って,合っていればいいし,間違っていても,たった一つの別の名前を出しただけで,それを使って何かできるわけでもないし,何か問題になることないよね.電話番号だって,わかってますよね.その番号にかけて,こっちに電話がかかってきて,それで私が出ているんだし,問題にはならない」

とさらに捲し立て,

「名前を言わない限り,この電話は対応できない」

と告げると,電話の担当者は,「わかりました」と言った後に,あっさりと電話を切りました.
 そのため,そこで私が思ったのは,

「ほら,やっぱり詐欺だ」

ではなく,

「しまった,偽名使って,その先の話に進めばよかった」

でした.あるいは,こっちから3択で名前出して,例えば,

「田中,佐藤,鈴木のどれかが私の名前だからその中から当ててみろ」

と言って,相手に当てさせてもよかったなと思い,その先の詐欺の手法に接するという貴重な経験をする機会を逃してしまったと悔やんだところでした.
 なお,この3択には,正解の「中野」を肢に含めないことに意味がありますが,そう思ったのも後の祭りです.
 私の頭の回転は,まだまだ未熟だと痛感したところでした.

 職業柄,裁判などの仕事では,嘘をつかない範囲で事実関係を争い,相手の隠していることを暴き,反対にこちらの不利なことは明らかにしないという習慣がついています.
 そのため,上記までの,こちらから嘘をつかないまでの対応(自分から名前を言わないこと)はすぐにできたのですが,性格上,嘘をつくことが苦手な性分であることも相まって,残念ながら,電話の中で,嘘(偽名)を述べることまでは頭が回りませんでした.
 電話の受話器をおきながら,「いつもながら機転が効かないな」と反省しながら,今の私の限界はここまでなのだろうと,改めて思ったところです.

 つまり,弁護士にはなれても,嘘をつくなどして相手を騙すことを生業とする詐欺師には,到底なれないということです.
 残念ながら,そこまでの賢さはありません.

 そんな私でよければ,弁護士として,いつでもご相談の予約をお待ちしております.

イランに行きたい

 今月は連休中も毎週の土日も,完全に休めていません(だからといって,儲かってはいません(涙)).
 昨日の土曜日は,結局終日仕事をして,今日(5月17日)も,7時前から14時まで仕事をして,ようやく解放されました.本当に,精神的にアップアップです.
 その後,自宅の玄関横の縁台の上で,雲ひとつない青い空を見上げながら,ビール片手に思ったこと,それは,

「イランへ行きたい」

です.

 ただ,実際は,私は根っからの気弱で,弱虫で,臆病で,気が小さく,痛い,苦しい,怖いは極めて苦手で,英語(俗語)で言えば「chicken(チキン)」 なやつです.
 そんな奴が,現時点でイランへの渡航実現に向けた行動をとるかというと,現実の生活を理由に「無理だよね,しょうがないよね」と言い訳をして,それを実現しようとすることは,まぁ,間違いなくしないと思います.

 でも,イランに行きたいと思った理由は,イランに入国して,次のこと訴えたいと思ったからです.

<イラン入りして訴えたいこと>
・私は日米同盟の同盟国の日本の国民である

・私は世界で唯一の被爆国である日本の国民である

・アメリカは,直ちに,同盟国の国民が入国したイランへの攻撃を全面的に停止しろ

・イランは,核兵器の開発と誤解されるウランの濃縮について,それが核兵器の開発ではなく発電等の平和利用であったとしても,核廃棄物の処理ができない以上,中止して核融合の開発に協力しよう(唯一の被爆国の国民の発言は重いはずだ)

・日本の総理大臣である高市さんは,直ちに,ドラムセット(又はキーボード)とバイク(及びツナギ)を用意してイランに入国しよう(韓国の大統領を誘えればなお良し👍)

・高市さんは,イランのステージにツナギ姿のバイクで乗り付け,ヘルメットを外して,ドラム(又はキーボード)を演奏しよう

・高市さんは,上記のことをアメリカとイランのみならず世界に向けて発信すべきだ

 もし,私が本当にこのような行動を起こし,それが高市さんの目に留まったことで,高市さんが,

・アメリカもイランも(石油の価格が高騰すると世界中が混乱するという理由だけではなく,根本的な人類の有する普遍的な価値という意味で)武力による解決はやめましょう

・イランが機雷をホルムズ海峡に設置したのは知っているから,それを除去するために日本の自衛隊を派遣します.だって,日本の自衛隊の機雷除去能力って,優秀なんですよ(そのためにも憲法9条の制約がされないように,アメリカもイランも攻撃は一切やめてください)

などと述べて,イランに入国し,カメラの前でドラム(キーボード)を演奏したら,まさに「神」ではないでしょうか?

 アメリカだって,(故安倍さんと仲良くしていたはずの)イランだって,武器を置いて話を聞くと思いますが,どうでしょうか?

 なんで唐突に,しかも仕事で休日も確保できないような時にこんなことを書いたかというと,書かずにいられなかったからです.
 ビールと雲ひとつない青空がそうさせたからです.
 私が敬愛する鷺沢萠さんも,なぜ小説等の文章を書くかという問いに対して,書かないと爆発しそうだから,というようなことを言っていました.

 憲法改正,武器の輸出,そんなことが政治の世界で当たり前のように語られる中で,憲法を改正するまでもなく,まずは,楽器を持って,戦地に赴き,カメラの前でギターをかき鳴らす,そのようなことが必要なんだろうと世界に訴えたいと思った次第です.

 そして,高市さんだけでなく,各党の党首(あるいは元党首)は,楽器を携えてイラン入りして,平和を訴えませんか?
 猪木さんが存命だったら,やったんじゃないかな?
 少なくとも皆さんは,私よりも度胸があるはずですし,地位もあるため,そのようなことを行うことが可能な立場にいますよね.
 そんなことをやってのける政治家が現れることを期待します.

皇室についての議論

 もし,何らかの事情であなたが病院へ搬入され,その治療をどうするかなど,その後のことについて,医者,看護師,市役所の職員,自治会の役員が話し合って決めることとなり,あなたは当然のこと,その家族すら会議に参加できないとしたらどう思うでしょうか.

 ちょっと仰々しく言いましたけど,「自分」のことなのに,自分以外の他人で話し合いをして「自分のこと」を決めてしまうというのは,素朴におかしいと思いますよね.

 最近,皇室の存続のために皇族の在り方を各政党が議論していますが,そこには,皇族あるいは元皇族の方は誰ひとりいませんし,皇族が自ら意見を申し出ることができるプロセスは用意されていません.

 自分が病院へ搬送された場合と比較すると,やはり,おかしいですよね.

 ただ,これには理由があって,憲法上,天皇が政治的行為をしてはならないし,政治も天皇を政治的に利用してはならないことになっているからです.

 例えば,現在の天皇が「〇〇党の案を希望します」などと言った場合,天皇がその政党を支持するかのような印象を国民に与えてしまいますよね.それがまずいことはわかりますよね.
 逆の場合,例えば,どこかの政党が天皇をそそのかして,このようなことを言わせる,さらには,自分たちの政策について賛成の意思を表示させようものなら,この国は,天皇の国になってしまいます.

 ですから,天皇や皇族は政治に関わらないというのが絶対です.
 しかし,それでもやはり,議論のあり方が不自然だというのは忘れてはならないと思います.

 実際,この国では,自らのことなのに,それを「有識者」「専門家」という肩書きの方々だけで決めてしまうことが制度として存在します.

 例えば,精神障害を理由に病院への入院が強制的に決められるときに,本人がその意見を述べることは事実上可能ではありますが,当事者団体の関係者は,その中に含まれません.
 つまり,「有識者」「専門家」は医療関係者,司法関係者,行政職員でしか構成されず,精神障害の当事者が作る団体から,その制度における「当事者」という立場で意見を出す制度は作られていません.

 専門家である医者であっても,自分がその病や怪我を経験したわけではなく,当事者の症状を間接的に学ぶことで専門家を名乗っているだけでしかありません.
 本人と同じ状況に置かれたことはないはずなのに,その本人たちの意見を述べる制度になっていません.

 皇族について検討するための会議が国会議員などだけで行われていることは,憲法上の理由からではありますが,そうではない場面でも,この国は,当事者以外の者で,当事者の今後を決めてしまうということが行われています.

 そうであれば,皇族についての会議においても,憲法上の理由があるからと当然だと思うことなく,素朴に「おかしい」ということを自覚しながら,政治的な偏向性が反映されることなく,慎重に検討されるべきではないだろうかと思います.

精神論は危うい

 私自身,実質的な理由なく,些細なことにこだわることが多くありますが,それが自分の負担や不利益になるだけであれば良いとしても,これが他の方に影響が及ぶ時は,当然ながら自制します.

 高市さんが進めようとする憲法改正について,その理由を辿れば,精神論にしか結びつかず,それが何を意味するのか十分に説明がされていないように思われ,非常に,危ういものと感じています.

 例えば,私は読点として「,」を使って文章を作成しますが,多くの方は「、」を使うものと思われます.
 他の弁護士と一緒に仕事をして,共同で書類を作成する時に,どちらに統一するかという問題に直面しますが,私としては,結論はどちらでも良いので,そこで不要な争いをする気はありません.
 「,」と「、」のどっちを使ってもそれによる効果であったり,何か機能が損なわれることがないからです.
 にもかかわらず,それを争うことで,理由なく不毛な時間を使うことはしません.
 私が普段から「,」を使う一応の理由はありますが,自分の用法を(絶対的に)正当化するだけの理由ではありませんし,むしろ,精神論のようなこだわりにしかすぎません.それを理由に,「,」を他者に押し付けることはしません.

 けれど,例えば,他の方が,次のような一文を作成したときは,間違いなく修正するよう求めます.それはなぜか?

「私は,泣きながら踊る彼女を見た」

 理由は,一義的ではなく,誤解を与える可能性があるからです.
 これを読んだ方は,「私」が泣いていると認識する場合もあれば,「彼女」が泣いていると認識する場合もあるはずです.
 この文章によって,読み手に伝わる事実が私が伝えようとする事実と異なって認識される,あるいは伝わらないということになれば,文章の有する意思や事実を伝えるという機能と,読み手が文章を読んでこれを認識するという効果が損なわれてしまいます.
 仕事柄,あえて,依頼者に不利益な事実関係を曖昧にすることはあるとしても,言葉,文章というものが意思や事実を伝達するための道具である以上,その機能,効果が損なわれ,更には,裁判で不利な判断をされてしまうことは絶対的に避けようとします.

 高市さんは,「時はきた」という,やや勇ましくも聞こえる言葉で憲法改正への意欲を示し,党内のみならず,国民を囃し立てています.
 しかし,その理由というのは「押し付け憲法論」であったり,「日本のこころ」であったり,あまりにも抽象的な精神論ばかりです.
 今の憲法の有する機能や効果をどのように認識するのか,更には,それを改正する理由として,どのような機能や効果を新たに求めるのか,そのためにそのような改正を必要とするのか,実質的な理由がほとんど見えてきません.

 憲法は,権力を縛るものです.
 ホルムズ海峡に自衛隊を派遣せずに済んだ(政府がそうできなかった)のは,憲法(9条)が,そのような判断を政治家・権力者に制限するという機能を有することと,それによる効果の現れです.
 トランプさんの要求に応じて,機雷のある,更にはミサイルも飛んでくるであろう海域に自衛隊を派遣できるようにするために憲法を改正するというのであれば,国民に対し,正面からそのように説明して,信を問うべきでしょう.
 例えていえば,アメリカとの関係で,イスラエルのような国家を目指そうとするのであれば,そう説明すべきでしょう.

 さらに,自衛隊を憲法に明記する理由も,自衛隊の(国民の?)「誇り」を守るというもののようです.憲法に自衛隊を規定することで,自衛隊が出来ること,出来ないことにどのような変化が生じるのか,あるいは,どうしてそのような改正を必要とするのか理由は明らかではありません.
 そのような改正を行うことで,集団的自衛権の行使を可能にして,他国の戦争に加担するために,派遣された自衛隊員に対し,誇りを持って任務を遂行せよと命じるためなんでしょうか.
 すでに安保法制により存立危機事態となれば集団的自衛権が行使できるだけの法整備はされているはずですので,そのために憲法を改正する必要はないはずです.
 そうだとすれば,やはり,精神論ですよね.

 特に,高市さんは,憲法の全文にある平和主義を規定した箇所を指して「非常におめでたい一文」と述べたことがあるようですが,あまりにも,精神論的な短絡的発想だと私は思います.
 憲法前文が平和主義を基本的な原則として掲げ,その理念のもとで,日本が国際社会の安全・安定のためにどのような役割を果たすべきかと考えた時,これが自衛権の放棄を意味するかのような解釈(非常におめでたい一文)にしか繋がらないというのは,現在の憲法に対する理解の乏しさを疑わざるを得ません.

 私自身,憲法前文の平和主義や9条について,日本が丸腰になることを意味するものとは考えていませんし,国の自衛権は認められるという理解もあり,最高裁において,自衛隊が違憲であるとの解釈は示されていません(反対に,合憲との判断も示していません.).
 防衛予算が膨らむことは,本来的に歓迎はしないとしても,昨今の世界情勢を見れば,全く反対するつもりはありません.現実的な対応は当然求められます.「核」の保有等についても,議論自体を不要とは考えません.必要ならば議論はすべきです.

 高市さん自身が,今行おうとする憲法改正により,何がどのように変わるのかについて,今一度,憲法についてよく理解して,これに臨むべきではないでしょうか.
 「こころ」などの精神論を改正の理由に掲げ,SNSを駆使して国民投票の結果を誘導するようなことを考えているのであれば,あまりにも,首相としてノリが軽すぎます.イタリアの首相を見習うべきように思います.

良い先生でありますように

 ここ最近,複数の相談者に共通したことがありました.
 それは,私の事務所を訪れるより前に,とある別の弁護士(仮に「A先生」といいます.)に相談したり(いわゆる「相見積もり」です.),あるいは,以前に事件処理を依頼をしたことがあったということでした.

 A先生とは,現在は仕事等での付き合いはない方ですが,私から見てとても仕事のできる方でしたので,相談者から「どの先生が良いか迷ってます」と言われ

 「その中なら,絶対にA先生を推します」
 「A先生にご依頼するなら(私に依頼されずとも)納得します」
 「私よりもはるかに優秀です」

 と,本来,自分を売り込むべきところ,何を血迷ったのか,そんな説明をしたところでした.

 ところで,先ほど,相談の電話をかけて来られた方,私が休日に事務所に出て仕事をしていたからというのは言い訳になりませんが,相談料や相談の予約について,機械的な説明をしてしまってすみませんでした.

 結局,「検討します」と言って予約せずに電話を切られた後,電話口で言っていた「不当解雇」という言葉が気になってしまい,裁判所に提出する書類を作成ていたのですが(この書類も不当解雇に関するもので,依頼者の切実さでいえば,電話を下さった方と同じような状況にあるはずです.),結果として仕事がはかどらず,こちらから電話をおかけした次第です.

 休日で,しかも,大型連休の初日で,社会全体が華やかな雰囲気の中で,それに溶け浸っていくこともできず,自分のこれからの生活がどうなるか不安を抱えながら,せっかく,インターネットを検索して私を見つけて電話をしてくれたであろうに,そのような配慮が足りず,機械的な対応をしてしまい,すみませんでした.

 先ほど私の事務所に電話した時よりも,やや張りのある声で,すでに,別の先生に相談の予約をしたとのことでしたので,正直,安堵しました.
 その先生がA先生であるかは知るよしもありませんが,良い方であることをお祈りいたします.

自らは戦地に行かないという確信

 日本が,武器の輸出について,これまで平和維持活動のような場合の5類型に限っていたものを撤廃しました.
 これにより抑止力が高まるだとか,日本の平和国家としての基本理念を堅持することに全く変わりはないだとか言っていますけど,無理がありますよね.
 一応,紛争中の国には輸出しないと言ってますが,例外的な規定があり,今後これがどのような場合を想定するか解釈の問題となり,あっさりと輸出されてしまうのではないかと思います.

 高市さんがトランプさんに対し,ホルムズ海峡に自衛隊を派遣しないと回答した時,当たり前のことを当たり前にやってのけたことで,私としては歓迎したところでしたが,裏では,本当は躊躇なく自衛隊の派遣を自分の中で決めていたところ,首相補佐官から全力で止められたというのがことの真相のようです.

 今回のことも,止めてあげる人はいなかったんでしょうか.
 連立与党としての維新の会も絡んでのことですが,外貨を稼いで経済に回すような考えもあるようですが,GDP比でいけば,どれほどになるんでしょうか.
 むしろ,戦後一才の戦争もしていないという日本の積み上げてきた価値が崩れ去ってしまうという,取り返しのない事態に至ったものと思っています.

 ところで,定期購読中の雑誌「選択」にこんなことが書いてありました.
 高市さんが,イスラエルに対して,アメリカとの戦争停止のために「私がイランに訪問する間は攻撃をやめて欲しい」と伝え,自ら,停戦交渉のためにイラン入りすれば,高市さんの評価が高まったのではないかということです.

 これができるのは,戦争を仕掛けた側のアメリカとの同盟国ではあっても,平和国家としての世界における日本としての立ち位置があるから可能となる発想であって,今後は,そのような発想もなかなか持てなくなりますね.
 「お前たちの作った武器で,子どもたちが殺された」
なんて言われた時には,返す言葉もないですよね.停戦なんか提案したところで,説得力はありませんよね.

 このような決定を安易にできたのは,高市さんや政治家に,自分が戦地に行くことがないという自信というか確信があるとともに,当然ながら,自らそのような危険な場所に行くつもりがないからではないかと,いつも思います.

 20年ほど前,まだ,霞が関で公務員をしていた頃のことです.とある雑誌の編集長がセミナーでこんなことを行っていました.

 「安倍さんが,拉致被害者の身代わりになって,北朝鮮に行くぐらいのことを申し出るべきだった」

 小泉さんが総理大臣だった頃,北朝鮮の拉致被害者の一部が,日本に一時帰国することとなりました.
 この時は,あくまでも「一時」という約束だったのが,当時の官房副長官だった(故)安倍元総理が,被害者を返すことに反対したことから,北朝鮮に返さなかったというものでした.

 そのセミナーの講師が言うには,北朝鮮は,自らの犯罪と言うべき行為について,その国のトップ(当時は金正日)が認め,「一時」と言う約束ではあるものの,実際に帰国させたのに,それを反故にするということは,日本で言えば,天皇との約束を外国が破るようなものだということでした.

 つまり,当時の安倍さんも,拉致被害問題の解決を高々と掲げながらも,自らの身を危険に晒すようなことまでの発想は,政治家として持っていなかったということだと思います.

 ですから,今回の高市さんや多数の政治家たちも,自らが危険に晒されることはないということが念頭にあっての,あるいは,そのようなことまで発想が及ばない中での,このような決定をしてしまったのではないかと思います.

 もし仮に,今回の決定よりも前に,高市さんが選択が書いていたように,停戦交渉のために「日本」という立場でイラン入りした際に,仮に攻撃や凶弾に倒れてしまったとすれば,おそらく,世界各国の反応も大きく,その後永遠に,平和の使者として語り継がれただろうと思います.
 しかし,今回の決定の後に,仮に同様のことが起こったとしても,ただの憎しみの連鎖としか評価されず,この時の決定が世界の日本に対する見方を変えた出来事として,悪い意味で,末永く語り継がれることになるように思います.

国民政党?

 自民党大会で,「国民政党」という言葉が用いられたと聞き,かなりの違和感を覚えました.

 新聞では,とある学者さんが,自民党のいう「国民政党」の意味について,彼ら自身は自らは保守だと名乗るものの,特定の政治的イデオロギーを有しない,政権を取りたい人たちが集まっている政党であると述べていました.
 そのため,国民政党としてあるために,その政策において国民の中に利害関係を生じさせない(経済的に不利益を被らない)ことが必要となるということも書かれていました.

 そのように聞けば,国民の誰もが損をしない,不利益にもならない将来が期待できるようにも思われますが,ここ最近の政治の動きを見ると,本当にそうなのかと思えてしまいます.

 具体的には,国家情報局を創設し,スパイ防止法を制定し,国旗毀損罪を制定するということは,どこかの国(の政党)と同じようなことを考えているとしか,思えてならないということです.

 とある国民が,「国民政党」と異なる意見を有する場合,そのような「人物」として情報が収集され,これが外国との関わりを少しでも有するように理解されてしまえばスパイとして扱われ社会から排除されかねないということです.

 行政にいた頃,ほんの少しですが,社会内の各種団体の情報収集を行う方々と接する機会がありましたが,結局は,政権に対する態度がどのようなものかということで区別されて認識されていました.
 国家情報局の集める情報は,おそらく,そのような観点で収集され集約されるはずですし,場合によっては,警察権及び司法権の行使に繋げ,犯罪者として社会から隔離することも容易に行えるはずです.

 さらに,国旗を毀損しなくとも,同毀損罪を制定することで,暗に,「国」への忠誠を誓わされているように思えないでしょうか.

 そして,政治的行為ではないと言い張っていますが,自衛隊員が制服で党大会に参加し,「国家」を歌ったということは,自衛隊も,自民党のための防衛力(軍隊)であるという認識を示したともいえそうです.
 つまり,場合によっては治安維持という名のもとで,自民党のために,国民に対して実力を行使するということもあり得るということです.
 ずいぶん以前のことですが,当時の防衛大臣が都議会議員選挙で自民党所属議員の応援演説で「防衛省、自衛隊、防衛大臣、自民党としてもお願いしたい」と発言したことが思い出されます.

 政党である以上,政権を取ることを目的とすること自体は否定しません.
 しかし,政権をとったその先において,他者(自分達と意見を異にする国民)が存在しないか,あるいは排除されるべきとの考えに基づき,自らを「国民政党」と名乗るのであれば,日本もいずれ,ロシアや中国のようになってしまうのだろうと思えてなりません.

光栄です

 弁護士になってから,「悪名は無名に勝る」と思って過ごしておりますし,私が悪く言われることは,依頼者の役に立っている証拠だと思っています.

 まだ,悪評が立つほど活躍できていないのは事実ですので,まだまだ「無名」のままではありますが,今日,相談のために事務所にお越しいただいた方に,今まで一度も言われたことのないことを言われました.

 「いくつかの弁護士事務所に相談に行ったが,楽しいと思えたのはここだけ」

 ???

 いやいや,弁護士事務所を楽しんでもらっては困ります.
 「医者,警察,坊主の世話になるな」と同じで,弁護士を必要としない人生を送ってください.

 もちろん,不幸にして何かお困りごとがあり,その解決のために当事務所を選んでくれるのであれば大変ありがたいことと感謝いたします.

 ただ,相談料として,5500円/30分 いただいておりますので,単なる相談というよりも,ちょっとしたセミナーを受講する感覚でご相談を楽しんでいただけたのであれば,非常に光栄です.

 被害について,相手方から十分な対応を受けられて,次回の相談をご予約されることなく,無事に解決することをお祈りしております.
 もちろん,そうならないときは,遠慮なくご相談ください.

「頑張れ」と思ったが,,,

 高市さんが退陣することも遠くないというとある雑誌の記事を目にした時,高市さんが訪米を終え,トランプさんとの対応も一応は卒なくこなしたことを踏まえ,「もうちょっと頑張ってほしいな」と思ったところですが,どうやら,私の想像したことが違っていた(真逆だった)ようでした.

 「頑張ってほしい」と思ったのは,高市さんの国論を二分するような課題にチャレンジする姿勢ではなく,外交の難しさ,日本の憲法を含めた法制度が具体的にどのように機能するかということを具体的に経験したことを通じて,現実的な政治の舵取りをしてくれるのではないかと期待したからです.

 実際,高市さんの模索した年度内の予算成立や,委員会で答弁に立たないという姿勢はいただけませんが,昨年のASEANでの振る舞いや韓国大統領との友好的な関係構築,さらには,トランプさんの圧力のもとで,ホルムズ海峡に自衛隊を派遣しないという判断とそれを伝えたことは,当然といえば当然かもしれませんが,「当然」をやってのけてくれることに,今後も期待して良いのかなと思ったからです.
 また,自衛隊派遣をしないという判断をしたことに伴い,国政に対するご自身の有する考え方も変わってくるのではないかという期待も含めてのことでした.

 ところが,その記事には,高市さんは,当初,要請に応じて自衛隊を派遣することで日本の存在感を示そうとしていたということが書かれていました.
 それを聞いた側近の方々が,なんとかその方針を変更させ,最終的には,とある閣僚の助言を得ながら,憲法9条を理由に,自衛隊を派遣しないという方針を伝え,アメリカ訪問を乗り切ったということが書かれていました.

 仮にそれが本当だとすれば,私の抱いた期待というのは,全くもって根拠がなかったということになってしまいます.
 政権内部,特に高市さんの思考の中で巡り巡った考えというのは,私が想像していたプロセスとは全く違ったものだったということです.

 そして,それが本当だとすれば,あの状況で,自衛隊を派遣することを少しでも肯定しえる感覚は,外交・防衛について,かなり危うすぎませんか?

 新聞のとある記事で,ナショナリズムとは主権を求めることであり,日本の場合,それは,現在の中国や韓国との在り方の中で探られることではなく,第一に,アメリカとの関係をどうするかということが重要だと書かれていました.
 その理由は,日本国内に軍を置いているのはアメリカだけだからです.要するに沖縄のことです.明らかに日本としての主権は制約されていますよね.

 夫婦別姓,皇室,憲法改正など,外国,特にアメリカからの圧力を受けない国内のことについて執念を燃やすのも良いですが,それよりも前に,国政を預かる立場として,外交・防衛について,特にアメリカとの関係についてどうすべきか,せっかくあれだけ数(議席)にゆとりがあるんですから,そちらの方に力を費やしてほしいなと思います.